胃がんになった-その1
◆◆◆◆◆◆◆◆胃がんの手術とその後◆◆◆◆◆◆◆◆ 胃がんになった。! 今から7年前、10月。 前から逆流性食道炎になっていたので、今回もその様子を見てもらおうと掛かり付けの町医者を訪ねた。 そして、これもいつものように胃カメラをお願いして、見てもらいました。 これまた、いつものように寝てしまって2時間後くらいに目が覚めて、説明を聞くことになります。 ビックリです。食道にガンが出来ていると言われました。丁度食道と胃の境目の所です。 食道がんか胃がんか。どう違うかはガンができている場所が異なっているだけで実際の治療は大きく変わるわけではありません。 後程の精密検査で悪質極まりない、スキルス性の腺癌と分かりました。 腺癌(せんがん、英Adenocarcinoma)とは、腺組織に由来する癌。上皮性の悪性腫瘍の一つ。 画像はウィキエディアから転載 スキルス(scirrhous)とは悪性腫瘍にみられる間質が多い癌の一種で、瀰漫(びまん)性に浸潤していくものを指す。硬癌(こうがん)ともいう。語源はギリシャ語のskirrhos(硬い腫瘍)。胃癌、大腸癌や乳癌でこのような形での発育・浸潤がみられることがある。 胃がんの摘出手術 胃は全摘出手術になりました。 理由 スキルス性の腺癌であること。どこまで浸透しているかを見極めるのが難しい。 これまでは出来るだけ残そうとの試みがあり、実際に胃を全摘せずに半分残したり、1/3残したりと努力をしておられますが、その結果再発して死亡するリスクを負うことになります。 ガンの発症部が胃の上の部分であること。ガン化した細胞がリンパに沿って下に流れていく。もし血液中にがん細胞が流れ込んでいた場合はリンパを伝ってガンが下に転移しているかもしれない。 開腹手術となった。 利点 眼下に手術部位を見るので、もし出血が止まらない時などは手で患部を押さえることが出来る。 内視鏡手術の場合は緊急対応に対して対応が遅くなってしまう。出血のリスクが大きい場合や宗教上輸血をしないエホバの証人などは開腹術を選択し、内視鏡は避ける方が良い。医師もそのように対応すると安心できる。 一方 ダイエーホークスの永久名誉監督の王貞治さんの場合は、内視鏡の手術になったようです。 ■リンパ転移のない早期胃がんの場合―この内視鏡での手術が可能になります。 利点は多く、手術時間の短縮、体への負担の軽減、無輸血治療も出来る。回復が早くなる。胃の表層を切除するだけの内視鏡手術で根治効果が得られることがわかってきており、従来の外科手術と比べ体への負担がより小さい治療です。 最近では病変が浅く、リンパ節に転移している可能性が極めて小さいと考えられる早期胃がんには内視鏡手術が効果を発揮しています。 胃癌治療ガイドラインではその適応はリンパ節転移の可能性がほとんどなく、腫瘍が一括切除できる大きさと部位にあることとされ、具体的には大きさが2cm以内で癌が粘膜内に留まっていると考えられ、病理組織が“分化型”といわれる癌で潰瘍を伴っていない腫瘍とされています。最近では更にサイズの大きな癌にも適応拡大が行われています。 ■手術といえば開腹手術がまだまだ一般的ですが、内視鏡手術の場合開腹する必要はありません。口から内視鏡を入れて映し出される映像をもとに内視鏡を通した器具を用いて手術を行います。また患部に近い腹部などに別の小さな穴をあけて、カメラ、照明、手術器具などをそこから入れることも出来るようです。 術後に傷跡が残るとしても本当に小さなものです。手術時間は20~30分ほどで終了します。はもっと重要なメリットがあります。それは胃腸が眠らないということです。閉鎖された空間で手術を行うことにより、胃や腸などの内臓が空気に触れることがありませんから、術後の胃腸の働きは、迅速に回復します。 こちらの青汁は術後の体調を整えるのに役立つ。便通が良くなった。 納豆も便通が良くなる。 胃の機能
胃と胃液強酸性の胃液が胃を自ら消化してしまわないのは、胃の副細胞から分泌される粘液で胃が覆われているからであるが、それだけではない。胃液を中和する重曹も生成されている。また常にプロスタグランジンという活性物質の働きで細胞増殖を活発にして胃壁の損傷を最小限に抑えている。しかしストレスなどで副交感神経のバランスが崩れたりすると、胃液や消化酵素のコントロールが効かず自分自身を消化してしまう、つまり胃に穴が開く状態である「胃潰瘍」を引き起こす。 |